動き出しのきっかけ ― “横浜でしか生まれないものをつくりたい”
ある日、DATTARUJIN株式会社のメンバーは、みなとみらいの街を歩きながら考えていました。
「この街の魅力を、もっと多くの人に伝えられる新しい表現はないだろうか。」
思いついたのは、横浜を舞台にしたAIキャラクター。 ただのキャラクターではなく、街の歴史や風景、人々の想いを背負いながら成長していく存在です。
一方、ヤマハ株式会社は、音声合成技術を使った新しい音楽体験の可能性を探っていました。
「テクノロジーで、もっと人の心に寄り添う音楽を届けたい。」
そんな二つの想いを横浜未来機構が重ね合わせ、 「横浜の魅力をAIキャラクターと音楽で表現する」 というコンセプトが生まれ、プロジェクトは静かに動き始めました。
しかし、ここから先は、企業だけでは越えられない壁がありました。
“横浜らしさ”をどう表現するのか。 誰と組めば、街に根づくプロジェクトになるのか。
どこで発表すれば、横浜の人々に届くのか。
横浜未来機構が行った支援内容 ― 共創のハブとして伴走する
横浜未来機構が担ったのは、単なるサポートではありません。 「横浜で実現するための道筋をつくる」という役割でした。


地域連携のハブとしての調整
横浜未来機構は、企業・クリエイター・地域関係者をつなぎ、 プロジェクトに必要な人と情報を結びつけました。
「横浜らしいストーリーにするには、誰と話すべきか」 「どの地域資源を取り入れると魅力が伝わるか」
そんな問いに対し、最適なパートナーを紹介し、 プロジェクトの世界観を“横浜の文脈”に接続していきました。
プロジェクトの方向性整理と伴走支援
キャラクターの位置づけ、地域との接点、展開シナリオ。 企画の核となる部分を、横浜未来機構が一緒に整理し、磨き上げました。
「横浜で育つキャラクターとは何か」 「市民が愛着を持つにはどうすればいいか」
対話を重ねながら、プロジェクトは形を帯びていきます。
YOXO FESTIVAL2025での発表機会の創出
そして、プロジェクトが初めて市民の前に姿を現したのが、 YOXO FESTIVAL 2025。
横浜未来機構は、この大規模イベントでの発表機会をコーディネートし、 来場者との出会いをつくりました。
「湊くるみ」が初めて歌声を披露した瞬間、 会場には驚きと期待の空気が広がりました。
その後も、ヤマハミュージック横浜みなとみらい、横浜ランドマークタワー69階展望フロアスカイガーデン夏休みイベントなど、複数の場で実証実験の機会を提供し、プロジェクトの社会実装を継続的に後押ししました。
横浜未来機構は、単なるイベント支援ではなく、 “横浜の文化資源として育てる”視点でプロジェクト全体を伴走したのです。
活動内容 ― 横浜の物語を背負うAIキャラクターの誕生
こうして誕生したのが、 横浜の歴史や風景をモチーフにしたAIキャラクター「湊くるみ(ミナトクルミ)」。

AI歌声 × キャラクター × 横浜の物語
ヤマハの音声合成技術によって、 横浜の情景をテーマにした楽曲が生まれました。
地域に根ざしたキャラクター設定
名前の由来には、 「みなと未↔来」や「入りくる港」など、 横浜市歌や地名のエッセンスが込められています。
市民参加型の創作体験
湊くるみは、企業がつくって終わりではありません。 市民やクリエイターが参加し、 “一緒に育てる文化資源”として広がっていく設計になっています。
今後に向けて
「湊くるみ」は、単なるAIキャラクターではありません。 横浜の文化・創造性を象徴する、新しいメディアとして育てていきます。
これからは、
● 市民参加型の音楽制作
● 地域イベントとのコラボレーション
● 観光・文化プロモーション
● 企業・大学・クリエイターとの共創拡大
など、横浜の街とともに成長する展開が期待されています。
