日本の食品食料システムは数多くの課題を抱えています。特に新しい持続可能なタンパク質源が必要とされる中、日本は肉や大豆などの主要なタンパク質の主食材に関して大きく輸入に頼っており、増大する世界人口の需要に対処する際にたんぱく質の確保が困難になる可能性がある国の一つです。
この課題に対し、私たちには解決策があります。それは、スイートルピナス豆を新しい高品質な植物性タンパク質成分および持続可能な国産作物として日本に導入することです。
スイートルピナス豆は急速に世界的な注目を集めている豆の作物で、高い栄養価を持ち、大豆と同様の製品応用の柔軟性を有しています。また、農家と環境に利益をもたらす非常に持続可能な作物でもあります。
私たちは、新しい国産作物としてのスイートルピナス豆が、農家や事業者に新しい経済の機会を提供し、消費者に革新的な製品を提供し、日本の食品システムの脆弱性を回復力に変えることができると考えています。
私たちは、インドネシア発祥の豆類の発酵食品「テンペ」に注目し、大豆やひよこ豆を使って製品化を進めてきました。テンペには、たんぱく質、ビタミンB群、リノール酸、食物繊維、ミネラル、サポニン、イソフラボンなどが豊富に含まれて、栄養価が高くそして、消化にもいいという特性があります。
今後、私たちが進めるスイートルピナス豆を持続可能な国産作物として日本に導入するにあたり、スイートルピナス豆をテンペとして加工し、更に一般の消費者に食べていただきやすい食品として販売することを目指しています。
現在、クッキーやミートボールなどの試作品がほぼ完成しつつあり、本格的な販売に向けて準備を行っています。
本プロジェクトでは、テンペ加工食品のD2C販売に向けて、ECサイトの構築やSNS等を活用したデジタルマーケティングを共に進めてくれる仲間を募集します。
また、ルピナスをはじめとした豆類には温室効果ガス(N2O)を下げる可能性があることがわかってきており、この温室効果ガスの削減効果をブロックチェーンを活用して記録し、販促につなげるという社会実装実験を各大学と共同で進めていますので、興味のある方には関わっていただきます。
募集対象 | 大学生・大学院生(全年次対象) |
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募集人数 | 2名 |
期間 | 2024年8月~9月(2ヶ月) ※双方の合意によって延長あり |
テーマ | テンペ加工食品のECサイト充実、デジタルマーケティング |
職種 | マーケティング |
活動支援金 | 交通費のみ実費支給 ※報酬については活動量、活動内容によって応相談 |
活動内容 |
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期待する成果 |
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得られる経験 |
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対象となる人 |
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活動条件 | 週2日以上。プロジェクトとして開催される会議に参加し、担当するタスクを遂行できること。 |
活動場所 |
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ルピナス豆の生産から加工、BtoB販売及びDtoCに至販売工程まで一連した実務経験の豊富なチームで構成しています。温室効果ガス(N2O)の削減効果やゲノム育種などディープテック分野を大学と連携して研究を行なっているのも強みです。
代表取締役 入海 健(にゅうかい けん)
ルピナス豆は日本ではまだ馴染みがないですが、地中海地方ではビールのおつまみ、欧米諸国では大豆に代わるタンパク源として非常に注目されています。弊社は国内初のルピナス豆生産企業として横浜市のアクセラレーターに採択されたスタートアップ企業です。
ESG投資の重要性が高まる昨今、収益性だけではなく、地球環境の改善にもつながる弊社の事業は大変注目されています。
弊社の強みはルピナス豆を主体とした農作物の生産という一次産業から発酵食品という加工食品の製造及びDtoC(直販)に至るまで一連して行うことです。ルピナス豆栽培を活性化させるためReFiなどブロックチェーンを活用した取り組みを行っています。
生産から販売までまたそれに至る研究開発、ゲノム育種などディープテック分野まで幅広く学んでいただくことができるので、アグリビジネスに興味ある方はぜひ応募していただければ幸いです。
会社名 | 株式会社ルピナス |
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URL | https://lupinusmame.jp/ |
設立 | 2023年1月 |
代表者 | 代表取締役 入海 健 |
本社 | YOXO BOX 横浜市中区尾上町一丁目6番ICON関内(1階) |
事業内容 |
・ルピナス豆の栽培・発酵技術の研究開発 ・ルピナス豆を使った発酵食品の製造販売 ・様々な豆を原料とした代替肉や麺の製造 |