クラフトビールの醸造には大量の麦芽が必要となります。モルト粕は、ひと月の醸造で2,000kgほど出ることもあり、そのほとんどが廃棄となっています。
「この廃棄されるモルト粕を活用できないか?」
という発想から生まれた再生紙がクラフトビールペーパーです。
クラフトビールペーパーは、クラフトビールを醸造する過程で出るモルト粕を紙に混ぜ込んで作られたクラフト紙です。
私たちはクラフトビールペーパーを通じて、モルト粕を提供いただけるブルワリー様と協力しながら“廃棄となるモルト粕が価値ある製品に生まれ変わる“新しいアップサイクルの仕組みを広げようとしています。
クラフトビールペーパーの一般販売は、2021年6月に始まりました。飲食店をはじめとしたお店でメニュー表やコースターとして活用いただいたり、ポストカードや名刺などの商品開発を行ったりと、日々トライ&エラーを繰り返しながら事業を育てています。
昨年から発売している、横浜ビールと無印良品がコラボレーションしたレトルトカレーの商品パッケージに採用いただき、オープンイノベーションの事例として注目を浴びています。
また、小中学校・高校の授業プログラムに組み込まれるなど、地域との連携も進んできています。
新製品の開発はもちろんのこと、広報PR、イベントへの出店、仕入れ先の拡大、取引先の開拓、受注手続きなど、一連の事業運営に加え、最近ではビールの本場であるドイツをはじめ、海外からの問い合わせも増えてきており、事業成長の節目に来ていることを実感しています。
スタートアップの成長過程の臨場感を楽しみつつ、日々の多様なタスクに一緒に取り組んでくれる方のご応募をお待ちしています。
自分のアイデアを試してみたい方の応募も大歓迎です!
募集対象 | 大学生・大学院生(全年次対象) |
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募集人数 | 2名 |
期間 | 2024年8月~9月(2ヶ月) ※双方の合意によって延長あり |
テーマ | サスティナブル/事業創出 |
職種 | 企画・マーケティング / PR・広報 / デザイン |
活動支援金 | 交通費のみ実費支給 ※期間延長の場合は相談の上決定します |
活動内容 |
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期待する成果 |
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得られる経験 |
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対象となる人 |
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活動条件 | 定期的な打ち合わせや活動に参加し、担当するタスクを遂行できること。 ※時間等は相談の上で決定しましょう |
活動場所 |
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社名のkitafukuは、経営者二人の出身地である北海道と福岡、それぞれの地元を大事にし、そして今住んでいる横浜地域の問題解決をしていこうという思いを込め、北海道の北と福岡の福から取ってkitafukuという名前にしました。
モルト粕を提供いただきメニューやコースターとして使っていただいているブリュワリーの皆さん、紙の開発に取り組んでいただいている紙卸会社さん、日々切磋琢磨しているSHINみなとみらいのスタートアップ経営者の方々など、たくさんの人に助けられながら事業を創ってきました。
これからも、たくさんの人にこのアップサイクルの仕組みに知らず知らずのうちに参加してもらい、自然に世の中に広がっていけばいいと思っています。
代表取締役 松坂 匠記(まつざか しょうき)
私はもともと、工業地帯の発展などにより、さまざまな環境影響を受ける街に住んでいました。地域の方々の努力により、空気や水がきれいになっていく様子を間近でみてきました。
起業するとき、自分はエンジニアという立場でしたが、何か形として届けられるプロダクトを売り出したいという思いがあり、「これから新しく製品を作るなら環境に配慮したものを」ということで、今のクラフトビールペーパーにたどり着きました。
私たちは今まさに成長期を迎えています。忙しさを楽しみながら、横浜にクラフトビールを取り巻くサステナブルなアップサイクルの仕組みを定着させましょう。
会社名 | 株式会社kitafuku |
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URL | https://kitafuku-project.com/ |
設立 | 2019年7月23日 |
代表者 | 代表取締役 松坂 匠記(まつざか しょうき) |
本社 | 横浜市西区みなとみらい3-7-1 WeWorkオーシャンゲートみなとみらい |
事業内容 |
●クラフトビールのモルト粕を活用した再生紙事業 ●SES(システムエンジニアリングサービス) |