日本ではプラスチックごみが940万トン/年排出されており、容器包装・コンテナが426万トン/年を占めています。このままでは平均気温の上昇を1.5°C以内に収めるためのカーボンバジェットの10%以上を占めてしまいます。国連環境計画は、プラスチック汚染規制の国際条約を制定することとなり2024年に合意予定です。世界的に使い捨てプラスチックに代わってReduce, Reuseを広げていこうとしています。
Meglooは「テイクアウトで生まれてしまうプラスチックごみをどうにかしたい」という想いから生まれた、リユース容器循環サービスです。専用のリユース容器を、テイクアウト時に加盟店舗で受け取り、近くの加盟店舗に返却するという流れで循環させ、環境負荷を削減します。使い捨て容器使用時と比較して、ごみが削減されるだけではなく、CO2排出量も90%以上削減できます。(リユース容器100回使用時と、使い捨て容器100個使用時の比較)
使い方はとても簡単で、利用者はLINEアプリを使ってMeglooの対応店舗でのテイクアウトを予約し、店舗でLINE画面を提示して受け取ります。使用後の容器を専用の返却ボックスや対応店舗に返却すると、店舗で洗浄され、再び利用されます。
Meglooには『容器が巡る』という意味だけではなく、『ごちそうさま』『ありがとう』という気持ちが地域で巡るという思いも込められています。
今、プラスチックに関して世界的にRecycleだけでなくReuse/Reduceへ舵を切る動きが大きくなっています。循環させることで、再利用にかかるエネルギーを減らし、CO2の削減にも繋がるからです。ドイツ、オランダ、フランスなどヨーロッパはもちろんのこと、アジアでも韓国、台湾などで行政と民間が連携したリユースの仕組みが普及してきています。代表善積は、世界中のサステナビリティ最前線を視察しており、日本は環境に対する意識が遅れているだけで、モラルは世界一の水準にあり、近いうちにサーキュラーエコノミー先進国になれると確信しています。まず、私たちは日本で使い捨てではなくリユースの普及をリードしていきたいと考えています。
Meglooは2021年10月に鎌倉市内で実証実験としてスタートし、渋谷区、中野区、目黒区、台東区蔵前、静岡県袋井市、北海道と導入エリアを拡大してきました。 最近では、F1、ラグビーやバスケットボール等のプロスポーツリーグイベント、音楽イベント、マルシェ、ケータリングなど、利用シーンも拡大してきています。
「使い捨て」が常識な今から「リユース」を常識にするためにはどうすれば良いか?人々の常識を変えるのはとても難しいことです。Meglooをより使いやすくし、より多くの地域、より多くの店舗、より多くの人たちに使ってもらうための施策を考え実行します。まずはMeglooが実際に使われている現場を観察し、オペレーションや手間などについてお店の人の意見を集めたり、テイクアウトを利用する人の意識や使い勝手をヒアリングしたりといったリサーチ活動を行います。そこで得た生の情報から、課題を整理し、施策を考え、優先順位をつけて実行していきます。
マーケティングでは、「どんなカテゴリーの店舗が使ってくれそうか」「価格はどのくらいが適正か」「どんな仕組みがあればより使いやすくなるか」といった視点で、より普及させていくために何が必要かの仮説を立て、具体的な行動に落とし込んでいきます。
募集対象 | 大学生・大学院生・専門学校生(全年次対象) |
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募集人数 | マーケティング2~3名、アプリ開発1名 |
期間 | 2024年8月~9月(2ヶ月) ※双方の合意によって延長あり |
テーマ | 社会課題解決 |
職種 | イベント運営/マーケティング/アプリ開発 |
活動支援金 | 交通費全額支給、活動報酬は相談の上決定します |
活動内容 |
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期待する成果 |
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得られる経験 |
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対象となる人 |
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活動条件 | 定期的な打ち合わせや活動に参加し、担当するタスクを遂行できること。 ※時間等は相談の上で決定しましょう |
活動場所 |
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「美味しいで地球を救う」。ごみを減らそうと努力するのは大変だけど、美味しくて、ヘルシーで、それを食べていると自然と地球への負担が減っていく、そんなポジティブな気持ちで環境問題に立ち向かえるサービスを立ち上げています。環境問題に興味がある人、地域課題の解決に興味がある人、持続可能な食に興味がある人、様々な人が集まっています。
代表取締役 善積 真吾(よしづみ しんご)
カマンを創業したきっかけは、休日の散歩中、「パパ、はい、ごみ!」と、長男から路上に落ちているごみを手渡されたことでした。長男はごみを拾うよう保育園で習ってきたようでしたが、私は「子どもに持続可能な美しい社会を残したい」と思うようになり、2020年に会社を立ち上げました。社会人になってから20年弱はProfit(利益)中心の時代にPeople(顧客)視点を加えて新規事業の立ち上げを行ってきました。これから20年は、Planet(地球)視点を加えたサービスで顧客を魅了し、持続可能なビジネスモデルを構築していく時代にしていきます。
スタートアップのゼロtoワンの現場を体験してみたい方、そしてできればサーキュラーエコノミーに興味のある方のご応募をお待ちしています。
会社名 | 株式会社カマン |
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URL | https://kaman.co.jp/ |
設立 | 2020年11月 |
代表者 | 代表取締役 善積 真吾(よしづみ しんご) |
本社 | 神奈川県鎌倉市大町1丁目1−14 |
事業内容 | リユース容器シェアリング事業 新規事業創出プログラム立ち上げ支援 地域や大学の起業家支援 |