YOXO FESTIVAL 2024では多くの企業・大学が実証実験やデモを行い、出展者同士の業種・業態を超えたコラボレーションのきっかけの構築、また市民との交流、まちぐるみでのイノベーション創出に取り組みました。
横浜未来機構会員で出展した株式会社JVCケンウッドにお話をお聞きしました。
※「YOXO FESTIVAL(よくぞフェスティバル)~横浜でみらい体験~」…イノベーターやクリエーターが「未来」に向けた新しいアイデアや技術を持ち寄り領域を越えて交流することでひらめきを得たり、ワクワクを体験できるお祭りです。
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「感動」の発掘と「企業価値」の向上
―――今回出展した目的、出展の内容を教えてください。
企業理念である「感動と安心を世界の人々へ」の「感動」を発掘するため、また技術やアイデアを通して企業名を広く知ってもらうため4つのプロダクト展示を行いました。<展示詳細はこちら>
どのプロダクトも商品前のまだ実証実験中のプロダクトになります。
中でも「Light Talk」(仮称)は「音」「声」「光」+「通信」の技術を集結した新たなコミュニケーションツールの可能性を探るため、YOXO FESTIVALに向けてプロトタイプを開発し展示しました。当日は遠隔によるコミュニケーション体験をできるように展示場所を設置し、活用シーンをイメージしながら実際に体験いただきました。
※「Light Talk」(仮称)…「だれか」と「つながる」をコンセプトとし、通信技術をベースに光と音声によりコミュニケーションの可能性を広げる、新発想のコミュニケーションツール。
2日間で500人以上が体験
―――当日の来場者の反応はいかがでしたか?
待機列ができてしまうほど、終日多くの方に体験いただけました。特にファミリーが多く、大人から子供まで楽しんでいただけたと思います。
体験時はあえて事前説明は少なくし、まずは触って・体験してもらうことを心掛けました。
プロダクトを実際に手に取って体験していただくことで純粋な反応、ストレートな意見を引き出し、「WOW」と感じられる部分が何か探ることができました。 技術検証はもちろんですが、普段実証実験では接点を作ることが難しい、子供やファミリーに体験いただくことで、どのような使い方を求めているか、どこに「感動」を覚えるかなど様々な反応・意見を得ることができ、効果的な市場調査ができた貴重な機会でした。
共創の可能性を。
―――今後(次回)に向けて取り組む予定はありますか?
プロダクトに対して仮説との違い、市場ニーズや気づきを得ることができたので実証実験としては大変満足しています。
今後はプロダクトの改善、商品化を目指していきますが、マネタイズするには課題があると思っています。
YOXO FESTIVAL出展時にいくつかの企業と出会い、交流することができたので、自社だけで完結するのではなく他社との共創、コラボレーション等も検討しながらサービス化を目指していきたいです。