1月24日(金)横浜ランドマークタワー、ランドマークホールにて第4回経営層ミーティングを開催しました。
このミーティングは、横浜未来機構の会員である大手企業の経営層の交流促進とイノベーション創出に関する意見・アイデア交換を目的とした取り組みです。
今回は、YOXO FESTIVAL 2025の一環として、初めて参加者を募集して公開で開催し、44名の方が参加してくださいました。今回のテーマは「横浜でスタートアップと大企業の協業によってイノベーションを起こすには」です。
それでは、当日の様子をレポートいたします。

今回はAGC株式会社の井上エグゼクティブ・フェローがモデレーターを務められ、JFEエンジニアリング株式会社の馬場常務、ボッシュ株式会社の山本部長、株式会社マクニカの森常務、三菱ケミカルグループ株式会社の浦木部長、三菱電機株式会社の竹田部長にご登壇いただき、各社の取組の紹介やパネルディスカッションが行われました。

パネルディスカッションは2つの問で行われました。
問1「成功する協業のための最初の重要なステップとは?」
問2「これまでの協業における取組での障壁や課題とその乗り越え方は?」
です。
問1については、
「議論ばかりではなく、まずはスモールスタートから、というマインドチェンジが重要」
「最初の段階でビジョンの共有や何を一番大事にしているか、等をしっかり議論できているかが大事」
などの意見が出ました。
問2については、
「市場タイミングとコンセプトが合っているか、アクセルを踏むタイミングが合っているか、スローダウンのタイミングが合っているか、見極める必要ある」
「コミュニケーションと引きの要件が大事」
などの意見が出ました。

パネルディスカッションの後は会場からも質問が出ました。
「スタートアップは失敗が前提のところがあるが、失敗の許容度はどのくらいか?」という質問に対しては、
各登壇者より「失敗の許容はなかなか難しく、くすぶっていることがある」
「スタートアップ投資額が失敗の許容範囲」
「リスクマネーの範囲を社内の会議体等でしっかり共有する必要がある」などの回答がありました。
今回は登壇各社の考えが具体的な事例を交えて聞くことができた貴重な機会となりました。参加者からのアンケートからも
「同じ課題を抱えていて、解決策が参考になった」
「リアルな事例を聞くことができた」
といった感想が寄せられ、参加者の90%以上の方が「非常に満足」「満足」と評価してくださいました。
今後も経営層ミーティングを続けながら、横浜未来機構における会員大手企業の経営層の交流促進と、イノベーション創出を図ってまいります。