3月11日(火)、一般社団法人横浜みなとみらい21が主催、横浜未来機構が共催にて「KING AXIS FUTURE FORUM」を開催しました。
テーマである「KING AXIS」=「キング軸」は、みなとみらい地区の歩行区画の一つで、横浜駅東口から新高島地区、臨港パークに至る都市軸です。現在、キング軸周辺には、オフィスやR&D施設、店舗、小学校、公園、マンション、ホテルなど多様な知が集結しており、共創を生み出し新しいイノベーションを起こしていく「場」として高い可能性を持っている地域です。
この可能性を引き出し活動を継続的に実践していくために、キング軸・新高島地区を中心としたプラットフォームとなるコンソーシアムを形成していくことを目的に、今回のフォーラムを開催いたしました。

今回の開催場所は、キング軸の真横にある横浜シンフォステージ インフォタワー3階「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」。当日の参加者は40名ほど。みなとみらいに研究拠点を置く企業のみならず、パシフィコ横浜や横濱グランゲートなどの、街づくりのキーパーソンの方々にも参加いただき、フォーラム終了後もつながりを持てる場となりました。
また、今回はリアルタイムでのグラフィックレコーディングも実施!基調講演とパネルディスカッションそれぞれをまとめていただき、最後には参加されたみなさまにも共有。みなさまからも「すごい!」「わかりやすい」と好評でした。
今回、基調講演としてご登壇いただいたのは
多摩大学大学院教授 一般社団法人 Japan Innovation Network代表理事 の 紺野 登様。


「都市から起こるイノベーション」と題して、現代の都市が抱える課題や変化、イノベーションを起こせる都市づくりに必要なことについて講演いただきました。EUでは、産業・行政・市民・アカデミックが相互協力していく四重螺旋モデルにより、市民中心のイノベーションを起こしているとのこと。
人・企業・大学が集まり始めたキング軸。次の段階として交流できるプラットフォームづくりが大切であること、それがあることで都市が持つポテンシャルが活かされることに改めて気づかされました。
そして、キング軸周辺企業から下記4社のみなさまにご登壇いただき、パネルディスカッションを行いました。






左から
株式会社アバンアソシエイツ 計画本部 副本部長 松下 幸司 様
株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所グループマネージャー 中西 裕子 様
ヤマハ株式会社 研究開発統括部 先進技術開発部 新価値グループリーダー 森 隆志 様
株式会社横浜国際平和会議場 代表取締役社長 林 琢己 様
モデレーター:designMeME代表 小島健嗣 様
ディスカッションの中では、どうすれば社会課題の解決やビジネスが起こせるか、就業者同士の交流やコミュニティを形成するにはどうしていけばよいか、などをテーマにお互いの知見や取り組みを共有し合い、議論できる有意義な場となりました。ディスカッション中、行政も絡めながら進めたいこととして、みなとみらいのブランディングが上がりました。みなとみらいにしかない体験や、人に出会える―。産学官が絡みながら、みなとみらいの価値を更に高めていってほしいという声が多く上がっていました。
今後も、横浜未来機構はエリアマネジメント団体とも密な関係を築き、新高島・キング軸エリアのR&D企業たちと積極的に関わり、街単位でのエコシステム形成に貢献していきます。