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横浜×宇宙プロジェクト:プロフェッショナルトークVol2「宇宙建設の最前線を横浜から体感しよう!」開催レポート

横浜×宇宙プロジェクト:プロフェッショナルトークVol2「宇宙建設の最前線を横浜から体感しよう!」開催レポート

宇宙×建築 ~月に街をつくる、その先の地球へ

9月26日(金)、TECH HUB YOKOHAMAで
「横浜×宇宙プロジェクト プロフェッショナルトークvol.2宇宙建築の最前線を横浜から体感しよう!」を開催しました。

ゲストには、鹿島建設 イノベーション推進室の 大野琢也氏 と、
京都大学 SIC有人宇宙学研究センター長 山敷庸亮氏 を迎え、
「月面人工重力居住施設ルナグラス」の開発に至った経緯をお二人の幼少期の夢から遡って熱い思いを伺いました。

宇宙建築は、地球の未来を映す鏡

鹿島建設と京都大学が共同研究を進める月面人工重力居住施設ルナグラスは、
月に“暮らす”という新しい視点から、地球の暮らしを見つめ直す挑戦を続けています。

大野氏は、戦争や紛争や自然破壊の続く地球での暮らしの不安を幼少期から感じており、
その俯瞰が研究のエネルギー源になっているとのこと。
子供のころから「どうして?なんで?どうやったら?」と、問いを繰り返しながら
諦めずに追いかけ続けたからこそ今があるという言葉は、会場のみなさんにもとても響いていました。 

また、どんな仕事も無駄なことはなく、いろいろとチャレンジすることが視野を広げ、
将来できることの幅が広がるため、アンテナを高く持つことの大切さも改めて感じました。 

京都大学の山敷庸亮氏が述べた、
「宇宙研究とは、人がなぜ生きるかを探る“哲学”でもある」 という言葉が印象的であり、
技術だけでなく、人の心や想像力をどう未来につなげていくかその視点が、
宇宙建築というテーマに深みを与えていました。

宇宙建築を考えることは、“地球でどう生きるか”を問い直すことでもある。
その言葉に、多くの参加者が静かにうなずいていました。

会場に生まれた共感の輪

今回のトークには、初めて参加する企業担当者も多く、
「子どもの頃の夢が、今の自分をつくっている」
「横浜から宇宙の話が聞けるなんてワクワクした」
「なにか自分の会社でも協力できることがないか考えてチャレンジしてみたい」
といった声があがりました。

専門的な話題だけでなく、
「月に街を作るために必要なものは?」「横浜だからできる宇宙の挑戦とは?」など、
だれもが自分ごととして考えられる“問い”を会場一体となって考え
意見交換を行える場となり未来へ向けた共感の輪が生まれました。

夢を追い続ける姿が、未来を動かす

宇宙の話は遠い未来ではなく、子どもたちや私たちの「夢の続き」にあります。
夢を語り、実現に向かって歩み続ける大人たちの姿こそ、次の世代への最高のメッセージです。

次回イベントの予告

次回は 11月14日(金)18:30~プロフェッショナルトークを開催予定です。

テーマは「宇宙×生命維持(研究)

JAXA研究者である桜井誠人氏と京都大学 SIC有人宇宙学研究センター長 山敷庸亮氏を迎えし、
宇宙での生命維持技術と、地球での持続的な生き方を探ります。

みなさまのご参加をお待ちしております!

レポート: 横浜未来機構「横浜×宇宙」プロジェクト
ディレクター 後藤 幸江

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