横浜 × 宇宙 × 生命維持技術がひらく地球の未来を実感!!
11月14日(金)、TECH HUB YOKOHAMAで開催した「宇宙 × 生命維持技術」をテーマにした本イベント。
密度ある学びと対話の場となりました。
生命維持技術の第一人者である JAXA(宇宙航空研究開発機構)研究開発部門 研究領域主幹の 桜井 誠人氏と、海と宇宙の双方から未来を読み解く 京都大学 SIC有人宇宙学研究センター長 山敷 庸亮氏を迎え、
宇宙視座でこれからの地球と宇宙の関係を考える時間となりました。
桜井氏からは、幼少期のエピソードを交えつつ、
普段は聞くことができない「生命維持装置」の実態を紹介していただきました。
特に驚きの声が上がったのは、宇宙ステーションの二酸化炭素濃度が
高い時は 4,000ppm にも達するということ。
これは厚生労働省が定める屋内における二酸化炭素濃度である1,000ppmをはるかに上回り、
地上とはまったく異なる環境で、どう安全を保ち続けるのか。
その仕組みを“分解して、丁寧に”説明いただき、参加者の理解が一気に深まりました。

そして、ISS 国際宇宙ステーションは、残り約5年で役目を終えるという重要な節目を迎えています。
その次のプラットフォームとなるのが、NASA・JAXAなどが進める 月周回ステーション「GATEWAY」。
なんと、この新しい生命維持技術の開発において、
桜井さんの長年の研究成果が採用される可能性があるとのこと!
日本はGATEWAYの国際居住棟(I-Hab)の中核となる生命維持システムを担当する予定であり、
桜井氏の技術がこの重要なミッションに貢献できれば、
それは人類の月・火星探査の未来を支える日本の技術力の証明となります。
会場からは「日本の技術が宇宙の未来にかかっているんだ…!」と、感動の声が上がりました。

宇宙と海は“つながっている”
山敷先生からは、生命維持技術が「宇宙開発の要」であること、
そして その仕組みを海でも再現できるという視点を提示していただきました。
宇宙と地球は対立する場所ではなく、
「双方向に学び合うフィールドである」という考え方に、参加者の視野が一気に広がりました。

参加者のみなさまからは、
「難しいかと思ったけれど、すごくリラックスして聴けた」
「ISSのリアルで具体的な話に触れ、遠い存在だった宇宙が急に身近に感じられた」
「日本の技術が世界の宇宙開発に貢献していることを誇りに思った」
どの声にも“未来への希望”が込められていました。
笑顔があふれ、学びとつながりが自然に広がる時間になりました。
このイベントを通じて、参加者は「宇宙視座」という新しいレンズを手に入れたように思います。
宇宙は“遠い場所”ではなく、私たちの技術・暮らし・地球の未来とつながる
現実的なフィールドであることを実感できました。
桜井先生、山敷先生、そしてご参加いただいた皆さま、
運営に携わってくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
これからも“宇宙をもっと身近に感じられる時間”を創り続けていきます。
どうぞ応援よろしくお願いします。
レポート: 横浜未来機構「横浜×宇宙」プロジェクト
ディレクター 後藤 幸江
