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移動型ラジオスタジオ「MOBILE STUDIO MM」実証実験を実施

移動型ラジオスタジオ「MOBILE STUDIO MM」実証実験を実施

移動空間を“動くメディア”へ。横浜から新たな都市体験を創出

横浜未来機構は、株式会社マクニカ、横浜エフエム放送株式会社(FMヨコハマ)、株式会社LEALIANとともに、自動運転EVバスを活用した移動価値向上プロジェクト「MOBILE STUDIO MM(モバイルスタジオ・エムエム)」の実証実験を、YOXO FESTIVAL 2026にて実施しました。
本プロジェクトでは、自動運転EVバスを「走るラジオ局(移動型スタジオ)」として運行し、みなとみらい地区を周遊しながら番組収録やリポートを実施。移動空間に音声コンテンツを掛け合わせることで、「移動そのものが価値となる」新しい都市体験の創出を目指しました。

MOBILE STUDIO MMの詳細はこちら 

実証実験の目的

1.移動空間の価値検証
自動運転技術と音声メディアを組み合わせ、移動中のユーザーにエンターテインメントや情報発信といった新たな付加価値を提供できるかを検証。

2.次世代モビリティの受容性向上
ラジオという親しみやすいメディアを通じて、自動運転技術を市民・観光客が自然に体験できる機会を創出。

3.地域連携エコシステムの深化
地元メディア、技術企業、自治体、施設オーナーが連携し、街ぐるみでイノベーションを生み出す横浜型モデルの確立を目指す。

街をハックする「動くメディア」

今回のプロジェクトで特筆すべきは、自動運転EVバスを単なる「移動手段」としてではなく、「街全体を舞台にしたメディア装置」として定義した点にあります。

街を周遊する“動くメディア”
未来的なラッピングを施したバスがみなとみらいを低速で走行し、歩行者の注目を集めました。単なる広告車両とは異なる“ライブ感”が街に新たな賑わいを生み出しました。

「MOBILE STUDIO」による公開収録と生リポート
車内にFMヨコハマのスタジオ機能を設置。走行中のバスから人気リポーターが街の様子をリアルタイムで発信する試みは、メディアの機動力を極限まで高めた事例といえます。

YOXO FESTIVALでは一般来場者向けに乗車体験を実施
ラジオブース仕様に改装された自動運転EVバス

また、現場でのヒアリングを通じ、運営側・体験側の双方からポジティブなフィードバックが得られました。

運営者の声:
「スタジオを飛び出し、街の空気感をそのまま電波に乗せられる。自動運転の静音性が、収録環境として非常に優れていることに驚いた」
「技術を展示するだけでなく、メディアと組むことで『技術がもたらす楽しさ』をダイレクトに市民へ届けられた」

来場者の声:
「バスの中でラジオを録っているなんて面白い。中に入るとプロの機材があって、未来の放送局みたいだった」
「走っている姿を見て、思わずスマホで写真を撮った。街がイベント一色になっている感じがする」

今後の展望

今回の実証実験により、自動運転EVバスが単なる移動手段を超え、街の魅力を発信する「動的なメディア」として機能する可能性が示されました 。

今後は、以下のようなビジネス展開も期待したいです。
回遊性向上のプラットフォーム化: 地域の商業施設や観光スポットと連動した、音声ガイドやプロモーションの実施。
企業のBtoBマーケティング活用: 新技術やサービスの体験・発信拠点としての貸切利用やタイアップ企画。
持続可能なスマートシティモデル: 産学官連携による、みなとみらい地区における次世代モビリティの常設実装。

自動運転とラジオの融合は「移動のエンタメ化」を超えた可能性を秘めています。全員が「乗客」となることで生まれる心理的余白は、トークメディアと抜群に相性が良く、車内を創造的な発信拠点へと変貌させました。今回の試みは技術検証を超え、新たな「体験価値」を証明する大きな成果を収めたと言えます。

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